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■阪神タイガースで町おこし―JR虎姫駅―     2003.9.15〜2003.11.2掲載

JR虎姫駅
虎姫駅

 今年は阪神タイガースが大躍進し、今にも18年ぶりの優勝を決めそうですが、そのタイガースの活躍により今年注目を集めたのが、滋賀県の北部にある虎姫町(とらひめちょう)です。「虎姫」という町名が、まさに阪神タイガースの勝利の女神ということで、脚光を浴びるようになりました。
 同町にあるJR虎姫駅も「虎神殿」まで設置され、タイガース一色に染まっていました。


2003年9月15日PM2:00撮影 JR虎姫駅にて
追)この日の夜に阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まりました!!

虎神殿
虎神殿
「ここまでやるか〜」という徹底ぶりです。


虎姫の由来は?
 「虎姫」という地名を聞いて、かなり風変わりな地名だと思いませんか?
 地名には由来があるもので、「虎姫」もある女性に由来しています。虎姫駅の駅前には、一人の女性の像(下左写真)と「虎姫の由来」の説明書き(下右写真)がありました。
虎御前の像 虎姫の由来の説明書き
 上の説明を読み、ちょっと疑問に思われないでしょうか? 説明書きのちょうど中ほどにある「15人の子どもをもうけ・・・・・身を投げてしまいます。」という部分です。立派に成長する15人の子宝に恵まれたのになぜ虎御前は淵に身を投げたのでしょうか?

 答えを知りたい方は、下記の物語をお読み下さい。

虎御前と世々開長者(せせらぎちょうじゃ)の物語

 町名の由来ともなった虎御前が出会った長者は、中野に住む世々開という若者で、琵琶湖で手広く海運業を営む商家の主人であった。2人のあいだに産まれた15人の子どもは、なんと顔以外はすべて鱗(うろこ)に覆われた小蛇であった。ある月夜の晩にふらりと池のそばまでやってきた虎御前が見たものは、淵に映し出された蛇そのものの自分の姿であった。嘆き悲しんだ虎御前はそのまま池に身を投げてしまった。後に残された世々開は、悲しみながらも15人の子どもを立派に育て上げた。不思議なことに、子どもたちは成長するにつれて蛇身が少しずつ人間らしくなっていき、成人する頃には人間とまるで変わらぬ容姿になった。
 世々開長者は、子どもたち一人一人に、その辺りの15の土地を一ヶ所ずつ分け与え、治めさせたということである。
(滋賀県観光連盟発行「びわ湖観光ガイドブック」より引用)



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